コラム

障がい者グループホーム、どのくらいの方が利用しているのでしょうか?

障がい者グループホームについてお話ししていると、

「実際には、どのくらいの方が利用しているのでしょうか?」

と聞かれることがあります。

グループホームという言葉を聞いたことはあっても、どのような住まいなのか、全国や滋賀県で何人くらいの方が暮らしているのかは、あまり知られていないかもしれません。

厚生労働省が示した国保連データによると、令和6年12月時点における全国の利用者数は19万9,550人です。

また、滋賀県の公表資料では、令和7年度の利用実績が2,285人とされています。

今回は、障がい者グループホームの利用者数と、そこで営まれている暮らしについてご紹介します。

障がい者グループホームとは?

障がい者グループホームは、障がいのある方が必要な支援を受けながら、地域のなかで生活する住まいです。

制度上は「共同生活援助」と呼ばれ、障害福祉サービスの一つに位置づけられています。

グループホームでは、一人ひとりの状況に合わせて、食事や掃除、服薬、金銭管理、健康管理など、日常生活に必要なサポートを行います。

大規模な施設で一斉に生活するのではなく、一般の住宅やアパート、マンションなどを利用し、地域のなかで少人数で暮らすホームも多くあります。

必要な支援を受けながら、自分の時間や生活のペースを大切にできることが、グループホームの特徴です。

全国では約20万人がグループホームを利用

厚生労働省が社会保障審議会障害者部会で示した国保連データによると、令和6年12月時点で、共同生活援助を利用している方は全国で19万9,550人です。

およそ20万人の方が、グループホームを暮らしの場として利用していることになります。

全国の共同生活援助 利用者数の推移

令和2年12月140,598人
令和3年12月154,187人
令和4年12月167,465人
令和5年12月183,711人
令和6年12月199,550人

出典:国保連データ

令和2年12月から令和6年12月までの4年間で、利用者数は約5万9,000人増えています。

この数字からも、グループホームが地域で生活するための住まいとして、以前より広く利用されるようになっていることが分かります。

滋賀県では2,285人が利用

滋賀県が公表した資料では、共同生活援助の利用者数について、令和6年度実績は2,191人、令和7年度実績は2,285人と示されています。

滋賀県内でも、2,000人を超える方にとって、グループホームが大切な暮らしの場になっています。

県が以前示していた令和8年度の利用見込数2,173人を、令和7年度の実績がすでに上回っています。このことからも、滋賀県内で障がい者グループホームを利用する方が増えていることがうかがえます。

一方で、必要とする支援や希望する住まいの形は、一人ひとり異なります。利用者数を増やすことだけではなく、その方に合った住環境や支援体制を整えることも大切です。

どのような方がグループホームを利用するのでしょうか?

グループホームを利用する理由は、人によってさまざまです。

  • ご家族から離れ、地域のなかで生活してみたい
  • 一人暮らしには不安があるため、必要なときに相談できる環境で暮らしたい
  • 将来の一人暮らしに向けて、生活の経験を重ねたい
  • 病院や施設を退所した後、地域での暮らしを始めたい
  • ご家族の高齢化などに備えて、これからの住まいを考えたい
  • 食事や服薬、金銭管理などについて支援を受けたい
障がい者グループホームで女性スタッフに生活の相談をする利用者のイラスト
困ったときに相談できることも、安心できる暮らしにつながります。

ただし、障がいがあるからといって、必ずグループホームを利用するわけではありません。

ご家族と暮らしている方、一人暮らしをしている方、支援を受けながら一般の賃貸住宅で暮らしている方など、生活の形はさまざまです。

グループホームは、障がいのある方が地域で暮らすための選択肢の一つです。

大切なのは、ご本人がどのような生活を望んでいるのかを確認し、その方に合った暮らし方を一緒に考えることではないでしょうか。

一つの数字のなかに、一人ひとりの暮らしがあります

「全国で約20万人」「滋賀県で2,285人」と聞くと、とても大きな数字に感じられます。

しかし、その一つひとつの数字のなかには、それぞれの生活があります。

朝起きて食事をとり、仕事や日中活動へ出かける。帰宅して好きなテレビを見たり、音楽を聴いたり、ゆっくり過ごしたりする。困ったことがあればスタッフに相談し、うれしいことがあれば誰かと一緒に喜ぶ。

グループホームでの生活も、私たちが送っている毎日の暮らしと大きく変わるものではありません。

もちろん、必要とする支援や安心できる距離、過ごしやすい生活の形は、人によって異なります。

だからこそ、人数だけを見るのではなく、その方がどのような暮らしを望んでいるのかを丁寧に考えることが大切だと思っています。

滋賀県の琵琶湖のほとりを複数の利用者とスタッフが散歩するイラスト
地域とのつながりを感じながら、その方らしい毎日を。

滋賀県草津市・大津市の「ちるほーむ」

ちるほーむは、滋賀県草津市と大津市で障がい者グループホームを運営しています。

草津市には「ちるほーむ玉川」と「ちるほーむ南笠」、大津市には「ちるほーむ大将軍」と「ちるほーむ月の輪」があります。

それぞれのホームで建物や居室の特徴は異なりますが、入居される方にとって、安心して帰ってこられる「我が家」でありたいという思いは共通しています。

ちるほーむが大切にしているのは、誰かに決められた生活ではなく、その方自身の思いや希望を尊重することです。

困ったときには相談でき、うれしいことがあったときには一緒に喜べること。一人ひとりに合った距離で寄り添いながら、その方らしい暮らしを応援していきたいと考えています。

グループホームを探している方へ

グループホームを選ぶときは、費用や立地だけでなく、居室の環境、支援内容、スタッフの体制、食事、夜間の対応なども確認することが大切です。

ホームによって雰囲気や生活のルールも異なるため、資料だけで決めるのではなく、実際に見学することをおすすめします。

滋賀県草津市・大津市周辺で障がい者グループホームをお探しの方は、ちるほーむの各ホームもご覧ください。

入居をすぐに決めていない段階でも、ご相談いただけます。

「どのような生活ができるのか知りたい」「自分に合うホームなのか相談したい」「見学や体験利用について聞きたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

障がい者グループホームは何人くらいが利用していますか?

令和6年12月時点で、全国の共同生活援助を利用している方は19万9,550人です。滋賀県の公表資料では、令和7年度の利用実績が2,285人とされています。

障がい者グループホームと共同生活援助は同じものですか?

一般に「障がい者グループホーム」と呼ばれている障害福祉サービスの制度上の名称が「共同生活援助」です。

グループホームではどのような支援を受けられますか?

食事、掃除、服薬、金銭管理、健康管理、生活上の相談など、その方の状況に応じた支援を受けられます。具体的な支援内容は、ホームや利用する方の個別支援計画によって異なります。

グループホームは見学できますか?

多くのグループホームで見学を受け付けています。ちるほーむでも、ご本人やご家族、相談支援専門員の方からの見学・入居相談を受け付けています。空室や体験利用については、お問い合わせください。

参考資料

厚生労働省「共同生活援助事業所(全体)の利用者数の推移」

滋賀県「令和8年度第1回 滋賀県障害者施策推進協議会 議事概要」

※掲載している人数は、公表資料に基づく各時点の利用者数です。調査時期や集計方法によって異なる場合があります。

ちるほーむの見学・入居をご検討の方へ

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