玉川って?
「ちるほーむ玉川」の名前の由来
私たちは、「ちるほーむ玉川」という名前の障がい者グループホームを運営しています。
ちるほーむ玉川があるのは、滋賀県草津市野路9丁目です。
住所には「玉川」という地名は入っていませんが、この周辺は「玉川」と呼ばれており、玉川小学校や玉川中学校など、「玉川」の名前がついた施設や建物が多くあります。
では、なぜこの地域は「玉川」と呼ばれているのでしょうか。
野路に残る「玉川」の名前
草津市野路には、古くから「野路の玉川」と呼ばれる名所があります。
「玉川」とは、玉のように美しく澄んだ水を表す言葉です。野路にはかつて清らかな水が湧き出る場所があり、その水の美しさから「野路の玉川」と呼ばれるようになったと伝えられています。
野路の玉川は、秋になると萩の花が美しく咲くことから、「萩の玉川」とも呼ばれてきました。
和歌にも詠まれた、野路の玉川
野路の玉川は、平安時代の終わりごろから、和歌に詠まれる名所として知られるようになりました。
平安時代後期の歌人・源俊頼は、野路の玉川と萩、そして水面に映る月の美しさを歌に詠んでいます。
あすも来む 野路の玉川 萩越えて
色なる波に 月宿りけり
その後、野路の玉川は浮世絵や名所図会にも描かれ、遠く離れた地域の人々にも知られる名所となりました。
全国にある「六玉川」
野路の玉川は、古くから和歌に詠まれてきた全国の代表的な六つの玉川、「六玉川(むたまがわ)」の一つに数えられています。
- 野路の玉川:滋賀県草津市
- 野田の玉川:宮城県多賀城市周辺
- 調布の玉川:東京都を流れる多摩川周辺
- 井手の玉川:京都府綴喜郡井手町
- 三島の玉川:大阪府高槻市周辺
- 高野の玉川:和歌山県高野町
それぞれの玉川は、萩や山吹、千鳥など、その土地ならではの風景とともに和歌に詠まれてきました。
地域に根づく「ちるほーむ玉川」へ
「ちるほーむ玉川」という名前には、私たちが暮らす地域への親しみが込められています。
昔から多くの人に親しまれてきた玉川のように、ちるほーむ玉川も、障がいのある方が地域の中で安心して暮らせる住まいでありたいと考えています。
一人ひとりの気持ちや生活のペースを大切にしながら、穏やかな毎日を過ごせる場所を目指していきます。